事業承継支援研究会

【新刊のご案内】『ストーリーで学ぶM&A企業価値の真実』林 總(著)/岸田 康雄(著)ロギカ書房

2025年10月28日  

書籍紹介

企業とは「お金を稼ぐための装置」である――。
経営とは何か、企業価値とはどのようにして生まれるのか。複雑なファイナンス理論を、M&Aの実践ストーリーを通じてわかりやすく描いた一冊です。

企業はお金を調達し、投資を行い、営業活動によって利益を生み、再び資金を外部に還元していく。その流れの中に「企業価値の真実」があります。本書では、この企業の仕組みを「現金製造機(キャッシュ・マシン)」として捉え、将来のキャッシュ・フローを予測し、価値を見極めるための思考法を物語形式で解説しています。

ファイナンスの理論だけでなく、実際のM&Aの現場でどのように「企業の値段」が決まっていくのかが、リアルに理解できる構成になっています。
経営者・投資家・金融機関関係者はもちろん、企業の仕組みに興味を持つすべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊です。

主な内容

・企業価値とは何かを「現金で」考える

・キャッシュ・フローの予測と割引率の計算

・企業価値評価(バリュエーション)の具体的な手順

・M&Aにおける買収価格の決定プロセス

・経営者が知っておくべき「企業の稼ぐ力」の本質

著者プロフィール

林 總
公認会計士。中央大学商学部卒業、元明治大学会計職大学院特任教授、LEC 会計大学院客員教授
外資系会計事務所、監査法人を経て開業。現在、株式会社林總アソシエイツ、公認会計士林總事務所代表。国内外の企業に対して、ビジネスコンサルティング、IT を活用した管理会計(主として原価計算)システムの設計導入コンサルティング、講演活動等をおこなっている。
主な著書に『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』『わかる!管理会計』『コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?』『美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか』(以上、ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話をしよう』(KADOKAWA)、『正しい家計管理』(すみれ書房)、『経営分析の基本』『原価計算の基本』(以上、日本実業出版社)、『原価計算の教科書』(ロギカ書房)など多数。

岸田 康雄
公認会計士、税理士、国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、中小企業診断士、宅地建物取引士、行政書士。一橋大学大学院商学研究科修了(会計学及び経営学修士)
中央青山監査法人(PwC)にて事業会社、都市銀行、投資信託等の会計監査および財務デュー・ディリジェンス業務に従事。その後、三菱UFJ 銀行ウェルス・マネジメント営業部、みずほ証券グローバル投資銀行部門、日興コーディアル証券企業情報部、メリルリンチ日本証券プリンシパル投資部門、税理士法人に在籍し、個人の相続対策から大企業のM&A まで幅広い資産承継と事業承継をアドバイスした。現在、相続税申告を中心とする税理士業務、中小企業に対する相続・事業承継コンサルティング業務を行っている。日本公認会計士協会中小企業施策調査会「事業承継支援専門部会」委員。平成28年度経済産業省中小企業庁「事業承継ガイドライン」委員、東京都中小企業診断士協会中央支部「事業承継支援研究会」代表幹事。
著書には、「(事例研究)事業承継M&A ガイドブック」、「税理士・金融マンのためのChatGPT Plus 活用法」、「富裕層のための相続税対策と資産運用」、「中小企業の両利きの経営」、「事業承継ガイドライン完全解説」、「専門家のための事業承継入門」、「プライベート・バンキングの基本技術」、「プライベートバンカー試験受験対策問題集」、「信託&一般社団法人を活用した相続対策ガイド」、「資産タイプ別相続生前対策パーフェクトガイド」、「事業承継・相続における生命保険活用ガイド」、「税理士・会計事務所のためのM&A アドバイザリーガイド」、「証券投資信託の開示実務」などがある。