事業承継支援研究会

第10回 事例研究問題

2018年07月02日  

7月2日(月)第10回事業承継支援研究会にて用いる予定の問題を事前掲載いたします。
下記の画像をリンクしていただくことでPDFが開きますので、ご利用ください。

第10回事業承継支援研究会 事例研究問題

事例研究18(事業承継の全体像)

事例

精密機械部品の製造業であるA社の甲社長(代表取締役、67歳)は、事業承継の準備に入りましたが、後継者を誰にすべきか迷っています。
長男の乙(35歳)は、大手都市銀行に勤務しています。長女の丙(37歳)は、他社に努めていましたが、経理部長であった母親の健康不安の問題から3年前にA社へ転職し、総務・経理・財務・営業事務を担当しています。
一方、A社の従業員の中には、これまで社長の右腕として活躍してくれた営業部長の丁部長(57歳)がいます。

問題

【問1】長男乙が承継する場合に想定される検討課題を述べてください。
【問2】長男乙と長女丙が承継することを拒否しました。丁部長に承継する場合に想定される検討課題の述べてください。
【問3】長男乙、長女丙および丁部長のいずれもが承継することを拒否しました。M&Aを行う場合に想定される検討課題の述べてください。

ヒント

・経営環境が変化していた場合、既存の事業戦略を受け継ぐべきですか?
・会社の支配権をどのように承継しますか?その手続きは?
・過大な債務を抱える事業を継ぎたいと思いますか?
・経営者としての知識と経験に乏しい後継者が、「経営者になること」には何が問題となりますか?
・カリスマ経営者のリーダーシップに引っ張ってこられた従業員は、若い後継者の指揮命令に素直に従いますか?